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第41章 ↟↟

  1. 貧しい者をかえりみる人はさいわいである。主はそのような人を悩みの日に救い出される。
  2. 主は彼を守って、生きながらえさせられる。彼はこの地にあって、さいわいな者と呼ばれる。あなたは彼をその敵の欲望にわたされない。
  3. 主は彼をその病の床でささえられる。あなたは彼の病む時、その病をことごとくいやされる。
  4. わたしは言った、「主よ、わたしをあわれみ、わたしをいやしてください。わたしはあなたにむかって罪を犯しました」と。
  5. わたしの敵はわたしをそしって言う、「いつ彼は死に、その名がほろびるであろうか」と。
  6. そのひとりがわたしを見ようとして来るとき、彼は偽りを語り、その心によこしまを集め、外に出てはそれを言いふらす。
  7. すべてわたしを憎む者はわたしについて共にささやき、わたしのために災を思いめぐらす。
  8. 彼らは言う、「彼に一つのたたりがつきまとったから、倒れ伏して再び起きあがらないであろう」と。
  9. わたしの信頼した親しい友、わたしのパンを食べた親しい友さえもわたしにそむいてくびすをあげた。
  10. しかし主よ、わたしをあわれみ、わたしを助け起してください。そうすればわたしは彼らに報い返すことができます。
  11. わたしの敵がわたしに打ち勝てないことによって、あなたがわたしを喜ばれることをわたしは知ります。
  12. あなたはわたしの全きによって、わたしをささえ、とこしえにみ前に置かれます。
  13. イスラエルの神、主はとこしえからとこしえまでほむべきかな。アァメン、アァメン。

第42章 ↟↟

  1. 神よ、しかが谷川を慕いあえぐように、わが魂もあなたを慕いあえぐ。
  2. わが魂はかわいているように神を慕い、いける神を慕う。いつ、わたしは行って神のみ顔を見ることができるだろうか。
  3. 人々がひねもすわたしにむかって「おまえの神はどこにいるのか」と言いつづける間はわたしの涙は昼も夜もわたしの食物であった。
  4. わたしはかつて祭を守る多くの人と共に群れをなして行き、喜びと感謝の歌をもって彼らを神の家に導いた。今これらの事を思い起して、わが魂をそそぎ出すのである。
  5. わが魂よ、何ゆえうなだれるのか。何ゆえわたしのうちに思いみだれるのか。神を待ち望め。わたしはなおわが助け、わが神なる主をほめたたえるであろう。
  6. わが魂はわたしのうちにうなだれる。それで、わたしはヨルダンの地から、またヘルモンから、ミザルの山からあなたを思い起す。
  7. あなたの大滝の響きによって淵々呼びこたえ、あなたの波、あなたの大波はことごとくわたしの上を越えていった。
  8. 昼には、主はそのいつくしみをほどこし、夜には、その歌すなわちわがいのちの神にささげる祈がわたしと共にある。
  9. わたしはわが岩なる神に言う、「何ゆえわたしをお忘れになりましたか。何ゆえわたしは敵のしえたげによって悲しみ歩くのですか」と。
  10. わたしのあだは骨も砕けるばかりにわたしをののしり、ひねもすわたしにむかって「おまえの神はどこにいるのか」と言う。
  11. わが魂よ、何ゆえうなだれるのか。何ゆえわたしのうちに思いみだれるのか。神を待ち望め。わたしはなおわが助け、わが神なる主をほめたたえるであろう。

第43章 ↟↟

  1. 神よ、わたしをさばき、神を恐れない民にむかって、わたしの訴えをあげつらい、たばかりをなすよこしまな人からわたしを助け出してください。
  2. あなたはわたしの寄り頼む神です。なぜわたしを捨てられたのですか。なぜわたしは敵のしえたげによって悲しみ歩くのですか。
  3. あなたの光とまこととを送ってわたしを導き、あなたの聖なる山と、あなたの住まわれる所にわたしをいたらせてください。
  4. その時わたしは神の祭壇へ行き、わたしの大きな喜びである神へ行きます。神よ、わが神よ、わたしは琴をもってあなたをほめたたえます。
  5. わが魂よ、何ゆえうなだれるのか。何ゆえわたしのうちに思いみだれるのか。神を待ち望め。わたしはなおわが助け、わが神なる主をほめたたえるであろう。

第44章 ↟↟

  1. 神よ、いにしえ、われらの先祖たちの日に、あなたがなされたみわざを彼らがわれらに語ったのを耳で聞きました。
  2. すなわちあなたはみ手をもって、もろもろの国民を追い払ってわれらの先祖たちを植え、またもろもろの民を悩まして、われらの先祖たちをふえ広がらせられました。
  3. 彼らは自分のつるぎによって国を獲たのでなく、また自分の腕によって勝利を得たのでもありません。ただあなたの右の手、あなたの腕、あなたのみ顔の光によるのでした。あなたが彼らを恵まれたからです。
  4. あなたはわが王、わが神、ヤコブのために勝利を定められる方です。
  5. われらはあなたによって、あだを押し倒し、われらに立ちむかう者を、み名によって踏みにじるのです。
  6. わたしは自分の弓を頼まず、わたしのつるぎもまた、わたしを救うことができないからです。
  7. しかしあなたはわれらをあだから救い、われらを憎む者をはずかしめられました。
  8. われらは常に神によって誇り、とこしえにあなたのみ名に感謝するでしょう。Selah
  9. ところがあなたはわれらを捨てて恥を負わせ、われらの軍勢と共に出て行かれませんでした。
  10. あなたがわれらをあだの前から退かせられたので、われらの敵は心のままにかすめ奪いました。
  11. あなたはわれらをほふられる羊のようにし、またもろもろの国民のなかに散らされました。
  12. あなたはわずかの金であなたの民を売り、彼らのために高い価を求められませんでした。
  13. あなたはわれらを隣り人にそしらせ、われらをめぐる者どもに侮らせ、あざけらせられました。
  14. またもろもろの国民のなかにわれらを笑い草とし、もろもろの民のなかに笑い者とされました。
  15. わがはずかしめはひねもすわたしの前にあり、恥はわたしの顔をおおいました。
  16. これはそしる者と、ののしる者の言葉により、敵と、恨みを報いる者のゆえによるのです。
  17. これらの事が皆われらに臨みましたが、われらはあなたを忘れず、あなたの契約にそむくことがありませんでした。
  18. われらの心はたじろがず、またわれらの歩みはあなたの道を離れませんでした。
  19. それでもあなたは山犬の住む所でわれらを砕き、暗やみをもってわれらをおおわれました。
  20. われらがもしわれらの神の名を忘れ、ほかの神に手を伸べたことがあったならば、
  21. 神はこれを見あらわされないでしょうか。神は心の秘密をも知っておられるからです。
  22. ところがわれらはあなたのためにひねもす殺されて、ほふられる羊のようにみなされました。
  23. 主よ、起きてください。なぜ眠っておられるのですか。目をさましてください。われらをとこしえに捨てないでください。
  24. なぜあなたはみ顔を隠されるのですか。なぜわれらの悩みと、しえたげをお忘れになるのですか。
  25. まことにわれらの魂はかがんで、ちりに伏し、われらのからだは土につきました。
  26. 起きて、われらをお助けください。あなたのいつくしみのゆえに、われらをあがなってください。

第45章 ↟↟

  1. わたしの心はうるわしい言葉であふれる。わたしは王についてよんだわたしの詩を語る。わたしの舌はすみやかに物書く人の筆のようだ。
  2. あなたは人の子らにまさって麗しく、気品がそのくちびるに注がれている。このゆえに神はとこしえにあなたを祝福された。
  3. ますらおよ、光栄と威厳とをもって、つるぎを腰に帯びよ。
  4. 真理のため、また正義を守るために威厳をもって、勝利を得て乗り進め。あなたの右の手はあなたに恐るべきわざを教えるであろう。
  5. あなたの矢は鋭くて、王の敵の胸をつらぬき、もろもろの民はあなたのもとに倒れる。
  6. 神から賜わったあなたの位は永遠にかぎりなく続き、あなたの王のつえは公平のつえである。
  7. あなたは義を愛し、悪を憎む。このゆえに神、あなたの神は喜びの油をあなたのともがらにまさって、あなたに注がれた。
  8. あなたの衣はみな没薬、芦薈、肉桂で、よいかおりを放っている。琴の音は象牙の殿から出て、あなたを喜ばせる。
  9. あなたの愛する女たちのうちには王の娘たちがあり、王妃はオフルの金を飾って、あなたの右に立つ。
  10. 娘よ、聞け、かえりみて耳を傾けよ。あなたの民と、あなたの父の家とを忘れよ。
  11. 王はあなたのうるわしさを慕うであろう。彼はあなたの主であるから、彼を伏しおがめ。
  12. ツロの民は贈り物をもちきたり、民のうちの富める者もあなたの好意を請い求める。
  13. 王の娘は殿のうちで栄えをきわめ、こがねを織り込んだ衣を着飾っている。
  14. 彼女は縫い取りした衣を着て王のもとに導かれ、その供びとなるおとめらは彼女に従ってその行列にある。
  15. 彼らは喜びと楽しみとをもって導かれ行き、王の宮殿にはいる。
  16. あなたの子らは父祖に代って立ち、あなたは彼らを全地に君とするであろう。
  17. わたしはあなたの名をよろず代におぼえさせる。このゆえにもろもろの民は世々かぎりなくあなたをほめたたえるであろう。

第46章 ↟↟

  1. 神はわれらの避け所また力である。悩める時のいと近き助けである。
  2. このゆえに、たとい地は変り、山は海の真中に移るとも、われらは恐れない。
  3. たといその水は鳴りとどろき、あわだつとも、そのさわぎによって山は震え動くとも、われらは恐れない。Selah
  4. 一つの川がある。その流れは神の都を喜ばせ、いと高き者の聖なるすまいを喜ばせる。
  5. 神がその中におられるので、都はゆるがない。神は朝はやく、これを助けられる。
  6. もろもろの民は騒ぎたち、もろもろの国は揺れ動く、神がその声を出されると地は溶ける。
  7. 万軍の主はわれらと共におられる、ヤコブの神はわれらの避け所である。Selah
  8. 来て、主のみわざを見よ、主は驚くべきことを地に行われた。
  9. 主は地のはてまでも戦いをやめさせ、弓を折り、やりを断ち、戦車を火で焼かれる。
  10. 「静まって、わたしこそ神であることを知れ。わたしはもろもろの国民のうちにあがめられ、全地にあがめられる」。
  11. 万軍の主はわれらと共におられる、ヤコブの神はわれらの避け所である。Selah

第47章 ↟↟

  1. もろもろの民よ、手をうち、喜びの声をあげ、神にむかって叫べ。
  2. いと高き主は恐るべく、全地をしろしめす大いなる王だからである。
  3. 主はもろもろの民をわれらに従わせ、もろもろの国をわれらの足の下に従わせられた。
  4. 主はその愛されたヤコブの誇をわれらの嗣業として、われらのために選ばれた。Selah
  5. 神は喜び叫ぶ声と共にのぼり、主はラッパの声と共にのぼられた。
  6. 神をほめうたえよ、ほめうたえよ、われらの王をほめうたえよ、ほめうたえよ。
  7. 神は全地の王である。巧みな歌をもってほめうたえよ。
  8. 神はもろもろの国民を統べ治められる。神はその聖なるみくらに座せられる。
  9. もろもろの民の君たちはつどい来て、アブラハムの神の民となる。地のもろもろの盾は神のものである。神は大いにあがめられる。

第48章 ↟↟

  1. 主は大いなる神であって、われらの神の都、その聖なる山で、大いにほめたたえらるべき方である。
  2. シオンの山は北の端が高くて、うるわしく、全地の喜びであり、大いなる王の都である。
  3. そのもろもろの殿のうちに神はみずからを高きやぐらとして現された。
  4. 見よ、王らは相会して共に進んできたが、
  5. 彼らは都を見るや驚き、あわてふためき、急ぎ逃げ去った。
  6. おののきは彼らに臨み、その苦しみは産みの苦しみをする女のようであった。
  7. あなたは東風を起してタルシシの舟を破られた。
  8. さきにわれらが聞いたように、今われらは万軍の主の都、われらの神の都でこれを見ることができた。神はとこしえにこの都を堅くされる。Selah
  9. 神よ、われらはあなたの宮のうちであなたのいつくしみを思いました。
  10. 神よ、あなたの誉は、あなたのみ名のように、地のはてにまで及びます。あなたの右の手は勝利で満ちています。
  11. あなたのさばきのゆえに、シオンの山を喜ばせ、ユダの娘を楽しませてください。
  12. シオンのまわりを歩き、あまねくめぐって、そのやぐらを数え、
  13. その城壁に心をとめ、そのもろもろの殿をしらべよ。これはあなたがたが後の代に語り伝えるためである。
  14. これこそ神であり、世々かぎりなくわれらの神であって、とこしえにわれらを導かれるであろう。

第49章 ↟↟

  1. もろもろの民よ、これを聞け、すべて世に住む者よ、耳を傾けよ。
  2. 低きも高きも、富めるも貧しきも、共に耳を傾けよ。
  3. わが口は知恵を語り、わが心は知識を思う。
  4. わたしは耳をたとえに傾け、琴を鳴らして、わたしのなぞを解き明かそう。
  5. わたしをしえたげる者の不義がわたしを取り囲む悩みの日に、どうして恐れなければならないのか。
  6. 彼らはおのが富をたのみ、そのたからの多いのを誇る人々である。
  7. まことに人はだれも自分をあがなうことはできない。そのいのちの価を神に払うことはできない。
  8. とこしえに生きながらえて、墓を見ないためにそのいのちをあがなうには、あまりに価高くて、それを満足に払うことができないからである。
  9. まことに賢い人も死に、愚かな者も、獣のような者も、ひとしく滅んで、その富を他人に残すことは人の見るところである。
  10. たとい彼らはその地を自分の名をもって呼んでも、墓こそ彼らのとこしえのすまい、世々彼らのすみかである。
  11. 人は栄華のうちに長くとどまることはできない、滅びうせる獣にひとしい。
  12. これぞ自分をたのむ愚かな者どもの成りゆき、自分の分け前を喜ぶ者どもの果である。Selah
  13. 彼らは陰府に定められた羊のように死が彼らを牧するであろう。彼らはまっすぐに墓に下り、そのかたちは消えうせ、陰府が彼らのすまいとなるであろう。
  14. しかし神はわたしを受けられるゆえ、わたしの魂を陰府の力からあがなわれる。Selah
  15. 人が富を得るときも、その家の栄えが増し加わるときも、恐れてはならない。
  16. 彼が死ぬときは何ひとつ携え行くことができず、その栄えも彼に従って下って行くことはないからである。
  17. たとい彼が生きながらえる間、自分を幸福と思っても、またみずから幸な時に、人々から称賛されても、
  18. 彼はついにおのれの先祖の仲間に連なる。彼らは絶えて光を見ることがない。
  19. 人は栄華のうちに長くとどまることはできない。滅びうせる獣にひとしい。

第50章 ↟↟

  1. 全能者なる神、主は詔して、日の出るところから日の入るところまであまねく地に住む者を召し集められる。
  2. 神は麗しさのきわみであるシオンから光を放たれる。
  3. われらの神は来て、もだされない。み前には焼きつくす火があり、そのまわりには、はげしい暴風がある。
  4. 神はその民をさばくために、上なる天および地に呼ばわれる、
  5. 「いけにえをもってわたしと契約を結んだわが聖徒をわたしのもとに集めよ」と。
  6. 天は神の義をあらわす、神はみずから、さばきぬしだからである。Selah
  7. 「わが民よ、聞け、わたしは言う。イスラエルよ、わたしはあなたにむかってあかしをなす。わたしは神、あなたの神である。
  8. わたしがあなたを責めるのは、あなたのいけにえのゆえではない。あなたの燔祭はいつもわたしの前にある。
  9. わたしはあなたの家から雄牛を取らない。またあなたのおりから雄やぎを取らない。
  10. 林のすべての獣はわたしのもの、丘の上の千々の家畜もわたしのものである。
  11. わたしは空の鳥をことごとく知っている。野に動くすべてのものはわたしのものである。
  12. たといわたしは飢えても、あなたに告げない、世界とその中に満ちるものとはわたしのものだからである。
  13. わたしは雄牛の肉を食べ、雄やぎの血を飲むだろうか。
  14. 感謝のいけにえを神にささげよ。あなたの誓いをいと高き者に果せ。
  15. 悩みの日にわたしを呼べ、わたしはあなたを助け、あなたはわたしをあがめるであろう」。
  16. しかし神は悪しき者に言われる、「あなたはなんの権利があってわたしの定めを述べ、わたしの契約を口にするのか。
  17. あなたは教を憎み、わたしの言葉を捨て去った。
  18. あなたは盗びとを見ればこれとむつみ、姦淫を行う者と交わる。
  19. あなたはその口を悪にわたし、あなたの舌はたばかりを仕組む。
  20. あなたは座してその兄弟をそしり、自分の母の子をののしる。
  21. あなたがこれらの事をしたのを、わたしが黙っていたので、あなたはわたしを全く自分とひとしい者と思った。しかしわたしはあなたを責め、あなたの目の前にその罪をならべる。
  22. 神を忘れる者よ、このことを思え。さもないとわたしはあなたをかき裂く。そのときだれも助ける者はないであろう。
  23. 感謝のいけにえをささげる者はわたしをあがめる。自分のおこないを慎む者にはわたしは神の救を示す」。

第51章 ↟↟

  1. 神よ、あなたのいつくしみによって、わたしをあわれみ、あなたの豊かなあわれみによって、わたしのもろもろのとがをぬぐい去ってください。
  2. わたしの不義をことごとく洗い去り、わたしの罪からわたしを清めてください。
  3. わたしは自分のとがを知っています。わたしの罪はいつもわたしの前にあります。
  4. わたしはあなたにむかい、ただあなたに罪を犯し、あなたの前に悪い事を行いました。それゆえ、あなたが宣告をお与えになるときは正しく、あなたが人をさばかれるときは誤りがありません。
  5. 見よ、わたしは不義のなかに生れました。わたしの母は罪のうちにわたしをみごもりました。
  6. 見よ、あなたは真実を心のうちに求められます。それゆえ、わたしの隠れた心に知恵を教えてください。
  7. ヒソプをもって、わたしを清めてください、わたしは清くなるでしょう。わたしを洗ってください、わたしは雪よりも白くなるでしょう。
  8. わたしに喜びと楽しみとを満たし、あなたが砕いた骨を喜ばせてください。
  9. み顔をわたしの罪から隠し、わたしの不義をことごとくぬぐい去ってください。
  10. 神よ、わたしのために清い心をつくり、わたしのうちに新しい、正しい霊を与えてください。
  11. わたしをみ前から捨てないでください。あなたの聖なる霊をわたしから取らないでください。
  12. あなたの救の喜びをわたしに返し、自由の霊をもって、わたしをささえてください。
  13. そうすればわたしは、とがを犯した者にあなたの道を教え、罪びとはあなたに帰ってくるでしょう。
  14. 神よ、わが救の神よ、血を流した罪からわたしを助け出してください。わたしの舌は声高らかにあなたの義を歌うでしょう。
  15. 主よ、わたしのくちびるを開いてください。わたしの口はあなたの誉をあらわすでしょう。
  16. あなたはいけにえを好まれません。たといわたしが燔祭をささげてもあなたは喜ばれないでしょう。
  17. 神の受けられるいけにえは砕けた魂です。神よ、あなたは砕けた悔いた心をかろしめられません。
  18. あなたのみこころにしたがってシオンに恵みを施し、エルサレムの城壁を築きなおしてください。
  19. その時あなたは義のいけにえと燔祭と、全き燔祭とを喜ばれるでしょう。その時あなたの祭壇に雄牛がささげられるでしょう。

第52章 ↟↟

  1. 力ある者よ、何ゆえあなたは神を敬う人に与えた災について誇るのか。あなたはひねもす人を滅ぼすことをたくらむ。
  2. 虚偽を行う者よ、あなたの舌は鋭いかみそりのようだ。
  3. あなたは善よりも悪を好み、まことを語るよりも偽りを語ることを好む。Selah
  4. 欺きの舌よ、あなたはすべての滅ぼす言葉を好む。
  5. しかし神はとこしえにあなたを砕き、あなたを捕えて、その天幕から引き離し、生ける者の地から、あなたの根を絶やされる。Selah
  6. 正しい者はこれを見て恐れ、彼を笑って言うであろう、
  7. 「神をおのが避け所とせず、その富の豊かなるを頼み、その宝に寄り頼む人を見よ」と。
  8. しかし、わたしは神の家にある緑のオリブの木のようだ。わたしは世々かぎりなく神のいつくしみを頼む。
  9. あなたがこの事をなされたので、わたしはとこしえに、あなたに感謝し、聖徒の前であなたのみ名をふれ示そう。これはよいことだからである。

第53章 ↟↟

  1. 愚かな者は心のうちに「神はない」と言う。彼らは腐れはて、憎むべき不義をおこなった。善を行う者はない。
  2. 神は天から人の子を見おろして、賢い者、神を尋ね求める者があるかないかを見られた。
  3. 彼らは皆そむき、みなひとしく堕落した。善を行う者はない、ひとりもない。
  4. 悪を行う者は悟りがないのか。彼らは物食うようにわが民を食らい、また神を呼ぶことをしない。
  5. 彼らは恐るべきことのない時に大いに恐れた。神はよこしまな者の骨を散らされるからである。神が彼らを捨てられるので、彼らは恥をこうむるであろう。
  6. どうか、シオンからイスラエルの救が出るように。神がその民の繁栄を回復される時、ヤコブは喜び、イスラエルは楽しむであろう。

第54章 ↟↟

  1. 神よ、み名によってわたしを救い、み力によってわたしをさばいてください。
  2. 神よ、わたしの祈をきき、わが口の言葉に耳を傾けてください。
  3. 高ぶる者がわたしに逆らって起り、あらぶる者がわたしのいのちを求めています。彼らは神をおのが前に置くことをしません。Selah
  4. 見よ、神はわが助けぬし、主はわがいのちを守られるかたです。
  5. 神はわたしのあだに災をもって報いられるでしょう。あなたのまことをもって彼らを滅ぼしてください。
  6. わたしは喜んであなたにいけにえをささげます。主よ、わたしはみ名に感謝します。これはよい事だからです。
  7. あなたはすべての悩みからわたしを救い、わたしの目に敵の敗北を見させられたからです。

第55章 ↟↟

  1. 神よ、わたしの祈に耳を傾けてください。わたしの願いを避けて身を隠さないでください。
  2. わたしにみこころをとめ、わたしに答えてください。わたしは悩みによって弱りはて、
  3. 敵の声と、悪しき者のしえたげとによって気が狂いそうです。彼らはわたしに悩みを臨ませ、怒ってわたしを苦しめるからです。
  4. わたしの心はわがうちにもだえ苦しみ、死の恐れがわたしの上に落ちました。
  5. 恐れとおののきがわたしに臨み、はなはだしい恐れがわたしをおおいました。
  6. わたしは言います、「どうか、はとのように翼をもちたいものだ。そうすればわたしは飛び去って安きを得るであろう。
  7. わたしは遠くのがれ去って、野に宿ろう。Selah
  8. わたしは急ぎ避難して、はやてとあらしをのがれよう」と。
  9. 主よ、彼らのはかりごとを打ち破ってください。彼らの舌を混乱させてください。わたしは町のうちに暴力と争いとを見るからです。
  10. 彼らは昼も夜も町の城壁の上を歩きめぐり、町のうちには害悪と悩みとがあります。
  11. また滅ぼす事が町のうちにあり、しえたげと欺きとはその市場を離れることがありません。
  12. わたしをののしる者は敵ではありません。もしそうであるならば忍ぶことができます。わたしにむかって高ぶる者はあだではありません。もしそうであるならば身を隠して彼を避けることができます。
  13. しかしそれはあなたです、わたしと同じ者、わたしの同僚、わたしの親しい友です。
  14. われらはたがいに楽しく語らい、つれだって神の宮に上りました。
  15. どうぞ、死を彼らに臨ませ、生きたままで陰府に下らせ、恐れをもって彼らを墓に去らせてください。
  16. しかしわたしが神に呼ばわれば、主はわたしを救われます。
  17. 夕べに、あしたに、真昼にわたしが嘆きうめけば、主はわたしの声を聞かれます。
  18. たといわたしを攻める者が多くとも、主はわたしがたたかう戦いからわたしを安らかに救い出されます。
  19. 昔からみくらに座しておられる神は聞いて彼らを悩まされるでしょう。Selah彼らはおきてを守らず、神を恐れないからです。
  20. わたしの友はその親しき者に手を伸ばして、その契約を破った。
  21. その口は牛酪よりもなめらかだが、その心には戦いがある。その言葉は油よりもやわらかだが、それは抜いたつるぎである。
  22. あなたの荷を主にゆだねよ。主はあなたをささえられる。主は正しい人の動かされるのを決してゆるされない。
  23. しかし主よ、あなたは彼らを滅びの穴に投げ入れられます。血を流す者と欺く者とはおのが日の半ばも生きながらえることはできません。しかしわたしはあなたに寄り頼みます。

第56章 ↟↟

  1. 神よ、どうかわたしをあわれんでください。人々がわたしを踏みつけ、あだする人々がひねもすわたしをしえたげます。
  2. わたしの敵はひねもすわたしを踏みつけ、誇りたかぶって、わたしと戦う者が多いのです。
  3. わたしが恐れるときは、あなたに寄り頼みます。
  4. わたしは神によって、そのみ言葉をほめたたえます。わたしは神に信頼するゆえ、恐れることはありません。肉なる者はわたしに何をなし得ましょうか。
  5. 彼らはひねもすわたしの事を妨害し、その思いはことごとくわたしにわざわいします。
  6. 彼らは共に集まって身をひそめ、わたしの歩みに目をとめ、わたしのいのちをうかがい求めます。
  7. 神よ、彼らにその罪を報い、憤りをもってもろもろの民を倒してください。
  8. あなたはわたしのさすらいを数えられました。わたしの涙をあなたの皮袋にたくわえてください。これは皆あなたの書にしるされているではありませんか。
  9. わたしが呼び求める日に、わたしの敵は退きます。これによって神がわたしを守られることを知ります。
  10. わたしは神によってそのみ言葉をほめたたえ、主によってそのみ言葉をほめたたえます。
  11. わたしは神に信頼するゆえ、恐れることはありません。人はわたしに何をなし得ましょうか。
  12. 神よ、わたしがあなたに立てた誓いは果さなければなりません。わたしは感謝の供え物をあなたにささげます。
  13. あなたはわたしの魂を死から救い、わたしの足を守って倒れることなく、いのちの光のうちで神の前にわたしを歩ませられたからです。

第57章 ↟↟

  1. 神よ、わたしをあわれんでください。わたしをあわれんでください。わたしの魂はあなたに寄り頼みます。滅びのあらしの過ぎ去るまではあなたの翼の陰をわたしの避け所とします。
  2. わたしはいと高き神に呼ばわります。わたしのためにすべての事をなしとげられる神に呼ばわります。
  3. 神は天から送ってわたしを救い、わたしを踏みつける者をはずかしめられます。Selahすなわち神はそのいつくしみとまこととを送られるのです。
  4. わたしは人の子らをむさぼり食らうししの中に横たわっています。彼らの歯はほこ、また矢、彼らの舌は鋭いつるぎです。
  5. 神よ、みずからを天よりも高くし、みさかえを全地の上にあげてください。
  6. 彼らはわたしの足を捕えようと網を設けました。わたしの魂はうなだれました。彼らはわたしの前に穴を掘りました。しかし彼らはみずからその中に陥ったのです。Selah
  7. 神よ、わたしの心は定まりました。わたしの心は定まりました。わたしは歌い、かつほめたたえます。
  8. わが魂よ、さめよ。立琴よ、琴よ、さめよ。わたしはしののめを呼びさまします。
  9. 主よ、わたしはもろもろの民の中であなたに感謝し、もろもろの国の中であなたをほめたたえます。
  10. あなたのいつくしみは大きく、天にまで及び、あなたのまことは雲にまで及びます。
  11. 神よ、みずからを天よりも高くし、みさかえを全地の上にあげてください。

第58章 ↟↟

  1. あなたがた力ある者よ、まことにあなたがたは正しい事を語り、公平をもって人の子らをさばくのか。
  2. 否、あなたがたは心のうちに悪い事をたくらみ、その手は地に暴虐を行う。
  3. 悪しき者は胎を出た時から、そむき去り、生れ出た時から、あやまちを犯し、偽りを語る。
  4. 彼らはへびの毒のような毒をもち、魔法使または巧みに呪文を唱える者の声を聞かない耳をふさぐ耳しいのまむしのようである。
  5. 神よ、彼らの口の歯を折ってください。主よ、若いししのきばを抜き砕いてください。
  6. 彼らを流れゆく水のように消え去らせ、踏み倒される若草のように衰えさせてください。
  7. また溶けてどろどろになるかたつむりのように、時ならず生れた日を見ぬ子のようにしてください。
  8. あなたがたの釜がまだいばらの熱を感じない前に青いのも、燃えているのも共につむじ風に吹き払われるように彼らを吹き払ってください。
  9. 正しい者は復讐を見て喜び、その足を悪しき者の血で洗うであろう。
  10. そして人々は言うであろう、「まことに正しい者には報いがある。まことに地にさばきを行われる神がある」と。

第59章 ↟↟

  1. わが神よ、どうかわたしをわが敵から助け出し、わたしに逆らって起りたつ者からお守りください。
  2. 悪を行う者からわたしを助け出し、血を流す人からわたしをお救いください。
  3. 見よ、彼らはひそみかくれて、わたしの命をうかがい、力ある人々が共に集まってわたしを攻めます。主よ、わたしにとがも罪もなく、
  4. わたしにあやまちもないのに、彼らは走りまわって備えをします。わたしを助けるために目をさまして、ごらんください。
  5. 万軍の神、主よ、あなたはイスラエルの神です。目をさまして、もろもろの国民を罰し、悪をたくらむ者どもに、あわれみを施さないでください。Selah
  6. 彼らは夕ごとに帰ってきて、犬のようにほえて町をあさりまわる。
  7. 見よ、彼らはその口をもってほえ叫び、そのくちびるをもってうなり、「だれが聞くものか」と言う。
  8. しかし、主よ、あなたは彼らを笑い、もろもろの国民をあざけり笑われる。
  9. わが力よ、わたしはあなたにむかってほめ歌います。神よ、あなたはわたしの高きやぐらです。
  10. わが神はそのいつくしみをもってわたしを迎えられる。わが神はわたしに敵の敗北を見させられる。
  11. どうぞ、わが民の忘れることのないために、彼らを殺さないでください。主、われらの盾よ、み力をもって彼らをよろめかせ、彼らを倒れさせないでください。
  12. 彼らの口の罪、そのくちびるの言葉のために彼らをその高ぶりに捕われさせてください。彼らが語るのろいと偽りのために
  13. 憤りをもって彼らを滅ぼし、もはやながらえることのないまでに、彼らを滅ぼしてください。そうすれば地のはてまで、人々は神がヤコブを治められることを知るに至るでしょう。Selah
  14. 彼らは夕ごとに帰ってきて、犬のようにほえて町をあさりまわる。
  15. 彼らは食い物のためにあるきまわり、飽くことを得なければ怒りうなる。
  16. しかし、わたしはあなたのみ力をうたい、朝には声をあげてみいつくしみを歌います。あなたはわたしの悩みの日にわが高きやぐらとなり、わたしの避け所となられたからです。
  17. わが力よ、わたしはあなたにむかってほめうたいます。神よ、あなたはわが高きやぐら、わたしにいつくしみを賜わる神であられるからです。

第60章 ↟↟

  1. 神よ、あなたはわれらを捨て、われらを打ち破られました。あなたは憤られました。再びわれらをかえしてください。
  2. あなたは国を震わせ、これを裂かれました。その破れをいやしてください。国が揺れ動くのです。
  3. あなたはその民に耐えがたい事をさせ、人をよろめかす酒をわれらに飲ませられました。
  4. あなたは弓の前からのがれた者を再び集めようとあなたを恐れる者のために一つの旗を立てられました。Selah
  5. あなたの愛される者が助けを得るために、右の手をもって勝利を与え、われらに答えてください。
  6. 神はその聖所で言われた、「わたしは大いなる喜びをもってシケムを分かち、スコテの谷を分かち与えよう。
  7. ギレアデはわたしのもの、マナセもわたしのものである。エフライムはわたしのかぶと、ユダはわたしのつえである。
  8. モアブはわたしの足だらい、エドムにはわたしのくつを投げる。ペリシテについては、かちどきをあげる」と。
  9. だれがわたしを堅固な町に至らせるでしょうか。だれがわたしをエドムに導くでしょうか。
  10. 神よ、あなたはわれらを捨てられたではありませんか。神よ、あなたはわれらの軍勢と共に出て行かれません。
  11. われらに助けを与えて、あだにむかわせてください。人の助けはむなしいのです。
  12. われらは神によって勇ましく働きます。われらのあだを踏みにじる者は神だからです。

 



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