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第1章 ↟↟

  1. 悪人の根性をもって歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に立たない者は、さいわいである。
  2. そのような人は、主の命令を喜び、昼も夜もそれについて考えます。
  3. そのような人は、小川のほとりに植えられた木の時が来ると実を結び、彼のすべての作品が繁栄し、ちょうどその葉が色あせることがありません。
  4. 悪しき者たちは、風のリスのようではない。
  5. それゆえ、悪しき者はさばきに耐えられない。罪人は義人の集まりに立ちはだかることができません。
  6. 主は正しい者の道を知っておられる。しかし、悪しき者の道は滅びる。

第2章 ↟↟

  1. なにゆえ、もろもろの国びとは騒ぎたち、もろもろの民はむなしい事をたくらむのか。
  2. 地のもろもろの王は立ち構え、もろもろのつかさはともに、はかり、主とその油そそがれた者とに逆らって言う、
  3. 「われらは彼らのかせをこわし、彼らのきずなを解き捨てるであろう」と。
  4. 天に座する者は笑い、主は彼らをあざけられるであろう。
  5. そして主は憤りをもって彼らに語り、激しい怒りをもって彼らを恐れ惑わせて言われる、
  6. 「わたしはわが王を聖なる山シオンに立てた」と。
  7. わたしは主の詔をのべよう。主はわたしに言われた、「おまえはわたしの子だ。きょう、わたしはおまえを生んだ。
  8. わたしに求めよ、わたしはもろもろの国を嗣業としておまえに与え、地のはてまでもおまえの所有として与える。
  9. おまえは鉄のつえをもって彼らを打ち破り、陶工の作る器物のように彼らを打ち砕くであろう」と。
  10. それゆえ、もろもろの王よ、賢くあれ、地のつかさらよ、戒めをうけよ。
  11. 恐れをもって主に仕え、おののきをもって
  12. その足に口づけせよ。さもないと主は怒って、あなたがたを道で滅ぼされるであろう、その憤りがすみやかに燃えるからである。すべて主に寄り頼む者はさいわいである。

第3章 ↟↟

  1. 主よ、わたしに敵する者のいかに多いことでしょう。わたしに逆らって立つ者が多く、
  2. 「彼には神の助けがない」と、わたしについて言う者が多いのです。Selah
  3. しかし主よ、あなたはわたしを囲む盾、わが栄え、わたしの頭を、もたげてくださるかたです。
  4. わたしが声をあげて主を呼ばわると、主は聖なる山からわたしに答えられる。Selah
  5. わたしはふして眠り、また目をさます。主がわたしをささえられるからだ。
  6. わたしを囲んで立ち構えるちよろずの民をもわたしは恐れない。
  7. 主よ、お立ちください。わが神よ、わたしをお救いください。あなたはわたしのすべての敵のほおを打ち、悪しき者の歯を折られるのです。
  8. 救は主のものです。どうかあなたの祝福があなたの民の上にありますように。Selah

第4章 ↟↟

  1. わたしの義を助け守られる神よ、わたしが呼ばわる時、お答えください。あなたはわたしが悩んでいた時、わたしをくつろがせてくださいました。わたしをあわれみ、わたしの祈をお聞きください。
  2. 人の子らよ、いつまでわたしの誉をはずかしめるのか。いつまでむなしい言葉を愛し、偽りを慕い求めるのか。Selah
  3. しかしあなたがたは知るがよい、主は神を敬う人をご自分のために聖別されたことを。主はわたしが呼ばわる時におききくださる。
  4. あなたがたは怒っても、罪を犯してはならない。床の上で静かに自分の心に語りなさい。Selah
  5. 義のいけにえをささげて主に寄り頼みなさい。
  6. 多くの人は言う、「どうか、わたしたちに良い事が見られるように。主よ、どうか、み顔の光をわたしたちの上に照されるように」と。
  7. あなたがわたしの心にお与えになった喜びは、穀物と、ぶどう酒の豊かな時の喜びにまさるものでした。
  8. わたしは安らかに伏し、また眠ります。主よ、わたしを安らかにおらせてくださるのは、ただあなただけです。

第5章 ↟↟

  1. 主よ、わたしの言葉に耳を傾け、わたしの嘆きに、み心をとめてください。
  2. わが王、わが神よ、わたしの叫びの声をお聞きください。わたしはあなたに祈っています。
  3. 主よ、朝ごとにあなたはわたしの声を聞かれます。わたしは朝ごとにあなたのためにいけにえを備えて待ち望みます。
  4. あなたは悪しき事を喜ばれる神ではない。悪人はあなたのもとに身を寄せることはできない。
  5. 高ぶる者はあなたの目の前に立つことはできない。あなたはすべて悪を行う者を憎まれる。
  6. あなたは偽りを言う者を滅ぼされる。主は血を流す者と、人をだます者を忌みきらわれる。
  7. しかし、わたしはあなたの豊かないつくしみによって、あなたの家に入り、聖なる宮にむかって、かしこみ伏し拝みます。
  8. 主よ、わたしのあだのゆえに、あなたの義をもってわたしを導き、わたしの前にあなたの道をまっすぐにしてください。
  9. 彼らの口には真実がなく、彼らの心には滅びがあり、そののどは開いた墓、その舌はへつらいを言うのです。
  10. 神よ、どうか彼らにその罪を負わせ、そのはかりごとによって、みずから倒れさせ、その多くのとがのゆえに彼らを追いだしてください。彼らはあなたにそむいたからです。
  11. しかし、すべてあなたに寄り頼む者を喜ばせ、とこしえに喜び呼ばわらせてください。また、み名を愛する者があなたによって喜びを得るように、彼らをお守りください。
  12. 主よ、あなたは正しい者を祝福し、盾をもってするように、恵みをもってこれをおおい守られます。

第6章 ↟↟

  1. 主よ、あなたの怒りをもって、わたしを責めず、あなたの激しい怒りをもって、わたしを懲らしめないでください。
  2. 主よ、わたしをあわれんでください。わたしは弱り衰えています。主よ、わたしをいやしてください。わたしの骨は悩み苦しんでいます。
  3. わたしの魂もまたいたく悩み苦しんでいます。主よ、あなたはいつまでお怒りになるのですか。
  4. 主よ、かえりみて、わたしの命をお救いください。あなたのいつくしみにより、わたしをお助けください。
  5. 死においては、あなたを覚えるものはなく、陰府においては、だれがあなたをほめたたえることができましょうか。
  6. わたしは嘆きによって疲れ、夜ごとに涙をもって、わたしのふしどをただよわせ、わたしのしとねをぬらした。
  7. わたしの目は憂いによって衰え、もろもろのあだのゆえに弱くなった。
  8. すべて悪を行う者よ、わたしを離れ去れ。主はわたしの泣く声を聞かれた。
  9. 主はわたしの願いを聞かれた。主はわたしの祈をうけられる。
  10. わたしの敵は恥じて、いたく悩み苦しみ、彼らは退いて、たちどころに恥をうけるであろう。

第7章 ↟↟

  1. わが神、主よ、わたしはあなたに寄り頼みます。どうかすべての追い迫る者からわたしを救い、わたしをお助けください。
  2. さもないと彼らは、ししのように、わたしをかき裂き、助ける者の来ないうちに、引いて行くでしょう。
  3. わが神、主よ、もしわたしがこの事を行ったならば、もしわたしの手によこしまな事があるならば、
  4. もしわたしの友に悪をもって報いたことがあり、ゆえなく、敵のものを略奪したことがあるならば、
  5. 敵にわたしを追い捕えさせ、わたしの命を地に踏みにじらせ、わたしの魂をちりにゆだねさせてください。Selah
  6. 主よ、怒りをもって立ち、わたしの敵の憤りにむかって立ちあがり、わたしのために目をさましてください。あなたはさばきを命じられました。
  7. もろもろの民をあなたのまわりにつどわせ、その上なる高みくらにおすわりください。
  8. 主はもろもろの民をさばかれます。主よ、わたしの義と、わたしにある誠実とに従って、わたしをさばいてください。
  9. どうか悪しき者の悪を断ち、正しき者を堅く立たせてください。義なる神よ、あなたは人の心と思いとを調べられます。
  10. わたしを守る盾は神である。神は心の直き者を救われる。
  11. 神は義なるさばきびと、日ごとに憤りを起される神である。
  12. もし人が悔い改めないならば、神はそのつるぎをとぎ、その弓を張って構え、
  13. また死に至らせる武器を備え、その矢を火矢とされる。
  14. 見よ、悪しき者は邪悪をはらみ、害毒をやどし、偽りを生む。
  15. 彼は穴を掘って、それを深くし、みずから作った穴に陥る。
  16. その害毒は自分のかしらに帰り、その強暴は自分のこうべに下る。
  17. わたしは主にむかって、その義にふさわしい感謝をささげ、いと高き者なる主の名をほめ歌うであろう。

第8章 ↟↟

  1. 主、われらの主よ、あなたの名は地にあまねく、いかに尊いことでしょう。あなたの栄光は天の上にあり、
  2. みどりごと、ちのみごとの口によって、ほめたたえられています。あなたは敵と恨みを晴らす者とを静めるため、あだに備えて、とりでを設けられました。
  3. わたしは、あなたの指のわざなる天を見、あなたが設けられた月と星とを見て思います。
  4. 人は何者なので、これをみ心にとめられるのですか、人の子は何者なので、これを顧みられるのですか。
  5. ただ少しく人を神よりも低く造って、栄えと誉とをこうむらせ、
  6. これにみ手のわざを治めさせ、よろずの物をその足の下におかれました。
  7. すべての羊と牛、また野の獣、
  8. 空の鳥と海の魚、海路を通うものまでも。
  9. 主、われらの主よ、あなたの名は地にあまねく、いかに尊いことでしょう。

第9章 ↟↟

  1. わたしは心をつくして主に感謝し、あなたのくすしきみわざをことごとく宣べ伝えます。
  2. いと高き者よ、あなたによってわたしは喜びかつ楽しみ、あなたの名をほめ歌います。
  3. わたしの敵は退くとき、つまずき倒れてあなたの前に滅びました。
  4. あなたがわたしの正しい訴えを助け守られたからです。あなたはみくらに座して、正しいさばきをされました。
  5. あなたはもろもろの国民を責め、悪しき者を滅ぼし、永久に彼らの名を消し去られました。
  6. 敵は絶えはてて、とこしえに滅び、あなたが滅ぼされたもろもろの町はその記憶さえ消えうせました。
  7. しかし主はとこしえに、み位に座し、さばきのために、みくらを設けられました。
  8. 主は正義をもって世界をさばき、公平をもってもろもろの民をさばかれます。
  9. 主はしえたげられる者のとりで、なやみの時のとりでです。
  10. み名を知る者はあなたに寄り頼みます。主よ、あなたを尋ね求める者をあなたは捨てられたことがないからです。
  11. シオンに住まわれる主にむかってほめうたい、そのみわざをもろもろの民のなかに宣べ伝えよ。
  12. 血を流す者にあだを報いられる主は彼らを心にとめ、苦しむ者の叫びをお忘れにならないからです。
  13. 主よ、わたしをあわれんでください。死の門からわたしを引きあげられる主よ、あだする者のわたしを悩ますのをみそなわしてください。
  14. そうすれば、わたしはあなたのすべての誉を述べ、シオンの娘の門で、あなたの救を喜ぶことができましょう。
  15. もろもろの国民は自分の作った穴に陥り、隠し設けた網に自分の足を捕えられる。
  16. 主はみずからを知らせ、さばきを行われた。悪しき者は自分の手で作ったわなに捕えられる。[ヒガヨン、セラ
  17. 悪しき者、また神を忘れるもろもろの国民は陰府へ去って行く。
  18. 貧しい者は常に忘れられるのではない。苦しむ者の望みはとこしえに滅びるのではない。
  19. 主よ、立ちあがってください。人に勝利を得させず、もろもろの国民に、み前でさばきを受けさせてください。
  20. 主よ、彼らに恐れを起させ、もろもろの国民に自分がただ、人であることを知らせてください。Selah

第10章 ↟↟

  1. 主よ、なにゆえ遠く離れて立たれるのですか。なにゆえ悩みの時に身を隠されるのですか。
  2. 悪しき者は高ぶって貧しい者を激しく責めます。どうぞ彼らがその企てたはかりごとにみずから捕えられますように。
  3. 悪しき者は自分の心の願いを誇り、むさぼる者は主をのろい、かつ捨てる。
  4. 悪しき者は誇り顔をして、神を求めない。その思いに、すべて「神はない」という。
  5. 彼の道は常に栄え、あなたのさばきは彼を離れて高く、彼はそのすべてのあだを口先で吹く。
  6. 彼は心の内に言う、「わたしは動かされることはなく、世々わざわいにあうことがない」と。
  7. その口はのろいと、欺きと、しえたげとに満ち、その舌の下には害毒と不正とがある。
  8. 彼は村里の隠れ場におり、忍びやかな所で罪のない者を殺す。その目は寄るべなき者をうかがい、
  9. 隠れ場にひそむししのように、ひそかに待ち伏せする。彼は貧しい者を捕えようと待ち伏せし、貧しい者を網にひきいれて捕える。
  10. 寄るべなき者は彼の力によって打ちくじかれ、衰え、倒れる。
  11. 彼は心のうちに言う、「神は忘れた、神はその顔を隠した、神は絶えて見ることはなかろう」と。
  12. 主よ、立ちあがってください。神よ、み手をあげてください。苦しむ者を忘れないでください。
  13. なにゆえ、悪しき者は神を侮り、心のうちに「あなたはとがめることをしない」と言うのですか。
  14. あなたはみそなわし、悩みと苦しみとを見て、それをみ手に取られます。寄るべなき者はあなたに身をゆだねるのです。あなたはいつもみなしごを助けられました。
  15. 悪しき者と悪を行う者の腕を折り、その悪を一つも残さないまでに探り出してください。
  16. 主はとこしえに王でいらせられる。もろもろの国民は滅びて主の国から跡を断つでしょう。
  17. 主よ、あなたは柔和な者の願いを聞き、その心を強くし、耳を傾けて、
  18. みなしごと、しえたげられる者とのためにさばきを行われます。地に属する人は再び人を脅かすことはないでしょう。

第11章 ↟↟

  1. わたしは主に寄り頼む。なにゆえ、あなたがたはわたしにむかって言うのか、「鳥のように山にのがれよ。
  2. 見よ、悪しき者は、暗やみで、心の直き者を射ようと弓を張り、弦に矢をつがえている。
  3. 基が取りこわされるならば、正しい者は何をなし得ようか」と。
  4. 主はその聖なる宮にいまし、主のみくらは天にあり、その目は人の子らをみそなわし、そのまぶたは人の子らを調べられる。
  5. 主は正しき者をも、悪しき者をも調べ、そのみ心は乱暴を好む者を憎まれる。
  6. 主は悪しき者の上に炭火と硫黄とを降らせられる。燃える風は彼らがその杯にうくべきものである。
  7. 主は正しくいまして、正しい事を愛されるからである。直き者は主のみ顔を仰ぎ見るであろう。

第12章 ↟↟

  1. 主よ、お助けください。神を敬う人は絶え、忠信な者は人の子らのなかから消えうせました。
  2. 人はみなその隣り人に偽りを語り、へつらいのくちびると、ふたごころとをもって語る。
  3. 主はすべてのへつらいのくちびると、大きな事を語る舌とを断たれるように。
  4. 彼らは言う、「わたしたちは舌をもって勝を得よう、わたしたちのくちびるはわたしたちのものだ、だれがわたしたちの主人であるか」と。
  5. 主は言われる、「貧しい者がかすめられ、乏しい者が嘆くゆえに、わたしはいま立ちあがって、彼らをその慕い求める安全な所に置こう」と。
  6. 主のことばは清き言葉である。地に設けた炉で練り、七たびきよめた銀のようである。
  7. 主よ、われらを保ち、とこしえにこの人々から免れさせてください。
  8. 卑しい事が人の子のなかにあがめられている時、悪しき者はいたる所でほしいままに歩いています。

第13章 ↟↟

  1. 主よ、いつまでなのですか。とこしえにわたしをお忘れになるのですか。いつまで、み顔をわたしに隠されるのですか。
  2. いつまで、わたしは魂に痛みを負い、ひねもす心に悲しみをいだかなければならないのですか。いつまで敵はわたしの上にあがめられるのですか。
  3. わが神、主よ、みそなわして、わたしに答え、わたしの目を明らかにしてください。さもないと、わたしは死の眠りに陥り、
  4. わたしの敵は「わたしは敵に勝った」と言い、わたしのあだは、わたしの動かされることによって喜ぶでしょう。
  5. しかしわたしはあなたのいつくしみに信頼し、わたしの心はあなたの救を喜びます。
  6. 主は豊かにわたしをあしらわれたゆえ、わたしは主にむかって歌います。

第14章 ↟↟

  1. 愚かな者は心のうちに「神はない」と言う。彼らは腐れはて、憎むべき事をなし、善を行う者はない。
  2. 主は天から人の子らを見おろして、賢い者、神をたずね求める者があるかないかを見られた。
  3. 彼らはみな迷い、みなひとしく腐れた。善を行う者はない、ひとりもない。
  4. すべて悪を行う者は悟りがないのか。彼らは物食うようにわが民をくらい、また主を呼ぶことをしない。
  5. その時、彼らは大いに恐れた。神は正しい者のやからと共におられるからである。
  6. あなたがたは貧しい者の計画をはずかしめようとする。しかし主は彼の避け所である。
  7. どうか、シオンからイスラエルの救が出るように。主がその民の繁栄を回復されるとき、ヤコブは喜び、イスラエルは楽しむであろう。

第15章 ↟↟

  1. 主よ、あなたの幕屋にやどるべき者はだれですか、あなたの聖なる山に住むべき者はだれですか。
  2. 直く歩み、義を行い、心から真実を語る者、
  3. その舌をもってそしらず、その友に悪をなさず、隣り人に対するそしりを取りあげず、
  4. その目は神に捨てられた者を卑しめ、主を恐れる者を尊び、誓った事は自分の損害になっても変えることなく、
  5. 利息をとって金銭を貸すことなく、まいないを取って罪のない者の不利をはかることをしない人である。これらの事を行う者はとこしえに動かされることはない。

第16章 ↟↟

  1. 神よ、わたしをお守りください。わたしはあなたに寄り頼みます。
  2. わたしは主に言う、「あなたはわたしの主、あなたのほかにわたしの幸はない」と。
  3. 地にある聖徒は、すべてわたしの喜ぶすぐれた人々である。
  4. おおよそ、ほかの神を選ぶ者は悲しみを増す。わたしは彼らのささげる血の灌祭を注がず、その名を口にとなえることをしない。
  5. 主はわたしの嗣業、またわたしの杯にうくべきもの。あなたはわたしの分け前を守られる。
  6. 測りなわは、わたしのために好ましい所に落ちた。まことにわたしは良い嗣業を得た。
  7. わたしにさとしをさずけられる主をほめまつる。夜はまた、わたしの心がわたしを教える。
  8. わたしは常に主をわたしの前に置く。主がわたしの右にいますゆえ、わたしは動かされることはない。
  9. このゆえに、わたしの心は楽しみ、わたしの魂は喜ぶ。わたしの身もまた安らかである。
  10. あなたはわたしを陰府に捨ておかれず、あなたの聖者に墓を見させられないからである。
  11. あなたはいのちの道をわたしに示される。あなたの前には満ちあふれる喜びがあり、あなたの右には、とこしえにもろもろの楽しみがある。

第17章 ↟↟

  1. 主よ、正しい訴えを聞き、わたしの叫びにみ心をとめ、偽りのないくちびるから出るわたしの祈に耳を傾けてください。
  2. どうかわたしについての宣告がみ前から出て、あなたの目が公平をみられるように。
  3. あなたがわたしの心をためし、夜、わたしに臨み、わたしを試みられても、わたしのうちになんの悪い思いをも見いだされないでしょう。わたしの口も罪を犯しません。
  4. 人のおこないの事をいえば、あなたのくちびるの言葉によって、わたしは不法な者の道を避けました。
  5. わたしの歩みはあなたの道に堅く立ち、わたしの足はすべることがなかったのです。
  6. 神よ、わたしはあなたに呼ばわります。あなたはわたしに答えられます。どうか耳を傾けて、わたしの述べることをお聞きください。
  7. 寄り頼む者をそのあだから右の手で救われる者よ、あなたのいつくしみを驚くばかりにあらわし、
  8. ひとみのようにわたしを守り、みつばさの陰にわたしを隠し、
  9. わたしをしえたげる悪しき者から、わたしを囲む恐ろしい敵から、のがれさせてください。
  10. 彼らはその心を閉じて、あわれむことなく、その口をもって高ぶって語るのです。
  11. 彼らはわたしを追いつめ、わたしを囲み、わたしを地に投げ倒さんと、その目をそそぎます。
  12. 彼らはかき裂かんと、いらだつししのごとく、隠れた所にひそみ待つ子じしのようです。
  13. 主よ、立ちあがって、彼らに立ちむかい、彼らを倒してください。つるぎをもって悪しき者からわたしのいのちをお救いください。
  14. 主よ、み手をもって人々からわたしをお救いください。すなわち自分の分け前をこの世で受け、あなたの宝をもってその腹を満たされる世の人々からわたしをお救いください。彼らは多くの子に飽き足り、その富を幼な子に残すのです。
  15. しかしわたしは義にあって、み顔を見、目ざめる時、みかたちを見て、満ち足りるでしょう。

第18章 ↟↟

  1. わが力なる主よ、わたしはあなたを愛します。
  2. 主はわが岩、わが城、わたしを救う者、わが神、わが寄り頼む岩、わが盾、わが救の角、わが高きやぐらです。
  3. わたしはほめまつるべき主に呼ばわって、わたしの敵から救われるのです。
  4. 死の綱は、わたしを取り巻き、滅びの大水は、わたしを襲いました。
  5. 陰府の綱は、わたしを囲み、死のわなは、わたしに立ちむかいました。
  6. わたしは悩みのうちに主に呼ばわり、わが神に叫び求めました。主はその宮からわたしの声を聞かれ、主にさけぶわたしの叫びがその耳に達しました。
  7. そのとき地は揺れ動き、山々の基は震い動きました。主がお怒りになったからです。
  8. 煙はその鼻から立ちのぼり、火はその口から出て焼きつくし、炭はそれによって燃えあがりました。
  9. 主は天をたれて下られ、暗やみがその足の下にありました。
  10. 主はケルブに乗って飛び、風の翼をもってかけり、
  11. やみをおおいとして、自分のまわりに置き、水を含んだ暗い濃き雲をその幕屋とされました。
  12. そのみ前の輝きから濃き雲を破って、ひょうと燃える炭とが降ってきました。
  13. 主はまた天に雷をとどろかせ、いと高き者がみ声を出されると、ひょうと燃える炭とが降ってきました。
  14. 主は矢を放って彼らを散らし、いなずまをひらめかして彼らを打ち敗られました。
  15. 主よ、そのとき、あなたのとがめと、あなたの鼻のいぶきとによって、海の底はあらわれ、地の基があらわになったのです。
  16. 主は高い所からみ手を伸べて、わたしを捕え、大水からわたしを引きあげ、
  17. わたしの強い敵と、わたしを憎む者とからわたしを助け出されました。彼らはわたしにまさって強かったからです。
  18. 彼らはわたしの災の日にわたしを襲いました。しかし主はわたしのささえとなられました。
  19. 主はわたしを広い所につれ出し、わたしを喜ばれるがゆえに、わたしを助けられました。
  20. 主はわたしの義にしたがってわたしに報い、わたしの手の清きにしたがってわたしに報いかえされました。
  21. わたしは主の道を守り、悪意をもって、わが神を離れたことがなかったのです、
  22. そのすべてのおきてはわたしの前にあって、わたしはその定めを捨てたことがなかったのです。
  23. わたしは主の前に欠けたところがなく、自分を守って罪を犯しませんでした。
  24. このゆえに主はわたしの義にしたがい、その目の前にわたしの手の清きにしたがってわたしに報いられました。
  25. あなたはいつくしみある者には、いつくしみある者となり、欠けたところのない者には、欠けたところのない者となり、
  26. 清い者には、清い者となり、ひがんだ者には、ひがんだ者となられます。
  27. あなたは苦しんでいる民を救われますが、高ぶる目をひくくされるのです。
  28. あなたはわたしのともしびをともし、わが神、主はわたしのやみを照されます。
  29. まことに、わたしはあなたによって敵軍を打ち破り、わが神によって城壁をとび越えることができます。
  30. この神こそ、その道は完全であり、主の言葉は真実です。主はすべて寄り頼む者の盾です。
  31. 主のほかに、だれが神でしょうか。われらの神のほかに、だれが岩でしょうか。
  32. 神はわたしに力を帯びさせ、わたしの道を安全にされました。
  33. 神はわたしの足をめじかの足のようにされ、わたしを高い所に安全に立たせ、
  34. わたしの手を戦いに慣らされたので、わたしの腕は青銅の弓をもひくことができます。
  35. あなたはその救の盾をわたしに与え、あなたの右の手はわたしをささえ、あなたの助けはわたしを大いなる者とされました。
  36. あなたがわたしの歩む所を広くされたので、わたしの足はすべらなかったのです。
  37. わたしは敵を追って、これに追いつき、これを滅ぼしつくすまでは帰らなかったのです。
  38. わたしが彼らを突き通したので、彼らは立ちあがることができず、わたしの足もとに倒れました。
  39. あなたは戦いのためにわたしに力を帯びさせ、わたしに立ち向かう者らをわたしのもとに、かがませられました。
  40. あなたは敵にその後をわたしに向けさせられたので、わたしは自分を憎む者を滅ぼしました。
  41. 彼らは助けを叫び求めたが、救う者はなく、主にむかって叫んだけれども、彼らに答えられなかったのです。
  42. わたしは彼らを風の前のちりのように細かに砕き、ちまたの泥のように打ち捨てました。
  43. あなたは民の争いからわたしを救い、わたしをもろもろの国民のかしらとされました。わたしの知らなかった民がわたしに仕えました。
  44. 彼らはわたしの事を聞くと、ただちにわたしに従い、異邦の人々はきて、わたしにへつらいました。
  45. 異邦の人々は打ちしおれて、その城から震えながら出てきました。
  46. 主は生きておられます。わが岩はほむべきかな。わが救の神はあがむべきかな。
  47. 神はわたしにあだを報いさせ、もろもろの民をわたしのもとに従わせ、
  48. わたしの敵からわたしを救い出されました。まことに、あなたはわたしに逆らって起りたつ者の上にわたしをあげ、不法の人からわたしを救い出されました。
  49. このゆえに主よ、わたしはもろもろの国民のなかであなたをたたえ、あなたのみ名をほめ歌います。
  50. 主はその王に大いなる勝利を与え、その油そそがれた者に、ダビデとその子孫とに、とこしえにいつくしみを加えられるでしょう。

第19章 ↟↟

  1. もろもろの天は神の栄光をあらわし、大空はみ手のわざをしめす。
  2. この日は言葉をかの日につたえ、この夜は知識をかの夜につげる。
  3. 話すことなく、語ることなく、その声も聞えないのに、
  4. その響きは全地にあまねく、その言葉は世界のはてにまで及ぶ。神は日のために幕屋を天に設けられた。
  5. 日は花婿がその祝のへやから出てくるように、また勇士が競い走るように、その道を喜び走る。
  6. それは天のはてからのぼって、天のはてにまで、めぐって行く。その暖まりをこうむらないものはない。
  7. 主のおきては完全であって、魂を生きかえらせ、主のあかしは確かであって、無学な者を賢くする。
  8. 主のさとしは正しくて、心を喜ばせ、主の戒めはまじりなくて、眼を明らかにする。
  9. 主を恐れる道は清らかで、とこしえに絶えることがなく、主のさばきは真実であって、ことごとく正しい。
  10. これらは金よりも、多くの純金よりも慕わしく、また蜜よりも、蜂の巣のしたたりよりも甘い。
  11. あなたのしもべは、これらによって戒めをうける。これらを守れば、大いなる報いがある。
  12. だれが自分のあやまちを知ることができましようか。どうか、わたしを隠れたとがから解き放ってください。
  13. また、あなたのしもべを引きとめて、故意の罪を犯させず、これに支配されることのないようにしてください。そうすれば、わたしはあやまちのない者となって、大いなるとがを免れることができるでしょう。
  14. わが岩、わがあがないぬしなる主よ、どうか、わたしの口の言葉と、心の思いがあなたの前に喜ばれますように。

第20章 ↟↟

  1. 主が悩みの日にあなたに答え、ヤコブの神のみ名があなたを守られるように。
  2. 主が聖所から助けをあなたにおくり、シオンからあなたをささえ、
  3. あなたのもろもろの供え物をみ心にとめ、あなたの燔祭をうけられるように。Selah
  4. 主があなたの心の願いをゆるし、あなたのはかりごとをことごとく遂げさせられるように。
  5. われらがあなたの勝利を喜びうたい、われらの神のみ名によって旗を揚げるように。主があなたの求めをすべて遂げさせられるように。
  6. 今わたしは知る、主はその油そそがれた者を助けられることを。主はその右の手による大いなる勝利をもってその聖なる天から彼に答えられるであろう。
  7. ある者は戦車を誇り、ある者は馬を誇る。しかしわれらは、われらの神、主のみ名を誇る。
  8. 彼らはかがみ、また倒れる。しかしわれらは起きて、まっすぐに立つ。
  9. 主よ、王に勝利をおさずけください。われらが呼ばわる時、われらにお答えください。

 



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